すぐに返事をするということ

「仕事が遅い」と言われることが多い。分かってはいるのだけれど、別にすべきことを忘れているわけではない(ことも多い)のだけれど、なんだか先に進めることができず、後回しにしてしまうことが多い。こういった悪癖を、なんとかしたいと思う。

 

速さは全てを解決する---『ゼロ秒思考』の仕事術

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メールのチェックに躍起になるのも嫌だなぁ、なんて思っていたけれど、思い切って「すぐに返信する」ということを自分に課すのも、良い。見たらすぐ、間髪を入れず、とりあえず回答できなければその旨を、すぐに返信してしまう。そうすると、驚く程気が楽になった。なにより、「早速の返信、ありがとうございます」という返事に励まされた。応える内容ももちろん大事だが、レスポンスが早いというだけでも一定の価値があるのだと、ようやく気づいた。

 

完成度を求めずに、出来たところまでであっても途中報告する、であるとか、ルーティン業務の中にも素早くこなせるテクニックを見つけて工夫する、であるとか。とにかく「無口」「受け身」「他人事」ではいけないんだな、と最近やっと思えた。言わずに「あのとき言ってればよかった」と後悔することは多いけれど、言ったあとに「あんなこと言わなきゃよかった」「まだ言うべきでなかった」と後悔することは、あまりない。どっちにしようか迷ったら、言ったほうが良いことの方が多い気がする。いや、逆もあるかなぁ。そのへんのさじ加減は、難しいんだよなぁ。でも、本当に言うべきでないな、と思うようなことは、迷うことなく、言わないという選択にたどり着くことができる。

 

頭の中で考えをまとめて、整理して、人に伝えるといったことが、苦手だ。頭の中に浮かぶんだけれど、それを人に伝えようと言葉を選べば選ぶほど、頭の中が空白になってしゃべることができない。この劣等感は、それこそ社会人になったときからいままで、まるで改善されていない気がする。

 

その改善の一策として、「メモ書き」を有効に使えたら、良い。書く事で安心することって、あると思う。そして、これを実践するために、自由が丘のおしゃれな文具屋(?)で大学ノートではなく罫線のないPLAINのノートを買ったんだ。パソコンで文字を打つよりペンで紙に字を書くほうが好きなのは、昔から変わらなくてよかった。

 

剣よりペンが欲しいよ 神より紙に証したい

(THE YELLOW MONKEY 「RAINBOWMAN」)