新しいことを始めること

帰省時に会う、隣に住む伯父は、なんでもやっちゃうスーパーマンフルマラソン走っちゃったり、鮎釣るために九州まで行っちゃったり。今年、東京マラソンのことを聞いたら、マラソンは引退したというので、驚いていたら、代わりに自転車を始めたとのこと。ただ辞めるんじゃなくて、代わりに新しいことを始める、そのパワーと好奇心が、すごい。

 

同じく伯母も、剣術を教えにイスラエルまで行った、というのだから、驚きだ。死海でプカプカ泳いでいる写真を見せては、ニコニコ笑う。そのパワーは、どこから来ているんだ?

 

そういう親戚の活力をもらいながら、さて、自分は・・・と思う。新しいことを始めた瞬間の新鮮さ、真新しさが心地良のは知っているのだが、やはり「やろう」と踏み切るまでの心理的ハードルが邪魔をする。どうせやるなら三日坊主ではなくきちんとやりたい、という思いも足かせになっているのだろう。ロードバイクだって・・・去年、一時憧れて、もしボーナスが入ったら買って走り回ってやろう、ランニングだって、長続きしなかったし。そう思っていたのだが、年が明けていま、買う前からその熱が冷めつつある。熱しやすく、冷めやすい。鉄か、おれは。

 

なにかこう、自分の人生がより面白くなるようなものに、自分をもっと成長させてくれるようなものに、投資したい。それは、なんだ・・・パッと思い浮かぶものがないということは、よほど物欲がないのか、それとも潜在的な成長欲がないということなのか。「これが欲しい!これがあったら、この一年、というよりこれからの時間が充実する!」というのが、ありそうで、ないんだよなぁ。

 

それが何なのか、その答えを考えることに、年末年始のほとんどの時間を費やした。おかげで、ほとんど動かず。ほとんど外へ出なかった。石か、おれは。