ダブルパンチ

午後、少し仕事ででかけることがあった。まず、自宅近くの、といっても隣駅から15分くらい歩くのだが、ホームセンターへ行き、それから事務所へ向かう。事務所で必要なものを持ってから、いま企画しているプロジェクトの現地へ行ったら、17時過ぎくらいなのに、もうすでに日は暮れ、夜にさしかかっていた。この時間、こんなに暗かったっけ?周囲の明るさに比例して、気持ちも暗くなっていく。もっと早く家を出ていればよかったってことか?昼過ぎまでのんびりネットサーフィンしているから、休日の過ごし方がまるで建設的でないのだ。さらに現地で、予期せぬ事態に出くわした。まるでダブルパンチを受けたような衝撃を受けた。

 

ササッとやるべきことを済ませ、とっとと帰る。こういうときは、落ち込む前にとっとと帰るに限る。日曜の夜を楽しく飲んで過ごした方々で地下鉄のホームが埋まる前に、とっとと帰るに限る。日曜日くらい、人の多い電車は避けたい。

 

事務所のある建物では、入居者の子供たちが仮装してピンポンして回るハロウィンイベントが恒例だ。昨日がその日だったようで、その日を楽しみにしている入居者から、事務所にもお菓子を頂いたようだった。カラフルなお菓子が目の前に飛び込んできて、気持ちが和らぐ。いまから考えると、あのお菓子が、ハロウィンの残り香があったから、今日のダブルパンチにKOされずに済んだのだ。