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- 作者: 碇卯人(ノベライズ),輿水泰弘ほか(脚本)
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シーズン9 第15話 「もがり笛」
医療刑務所内で懲役囚の浪岡が殺害された。右京と尊は、浪岡と敵対関係にあった同じく懲役囚の江田(役:火野正平)に目をつける。しかし江田は車椅子なしには動けない身。ひとりで浪岡を殺害するのは難しそうだ。
一方、介護士の洋子(役:つみきみほ)が、苦しむ江田を見て医師を呼ぼうとしたところ、江田に制止された、と言う。江田は罪の意識を自覚し、苦しむことが自分に対する天罰だとし、すべての苦しみを受け入れようとしていた。そんな江田の姿を見た洋子は・・・
江田が突然シーツで首を絞めて自殺未遂を図る。遺書には、自分が浪岡を殺した、と記されていた。しかし江田と洋子との意外な関係が明らかになり、そこから、江田が自殺を図った理由、そして真犯人とその動機が解明される。
刑務所の外から聞こえる風切り音「もがり笛」が象徴的で、悲しいストーリーをいっそう引き立たせる。復讐する目的で近づくも、相手の悔いる姿を見て心が揺らぐ。そんななかで起こった事件。非常に悲しいストーリーです。
ちなみに「もがり笛」とは・・・
「冬の強い風が柵や竹垣・電線などに吹きつけて発する笛のような音」(yahoo辞書)
とのこと。本作の悲しさを表現するにふさわしい言葉。キレイな言葉です。