3月9日。土曜日。
「3月9日」→「レミオロメン」→「粉雪」→「大学時代の思い出」という具合に、過去の記憶がふとよみがえった。インターンシップで大阪は箕面市に泊り込み、まちづくりの勉強をしていたときのことだ。
2005年の11月。ラジオとかでよくかかってたのがこの「粉雪」。イントロのカッティングを聞くたびにサビ直前の高揚感が体を纏い、鳥肌がたつ。次点がデパペペの「シュプール」とチャットモンチーの「ハナノユメ」か。いずれにせよ懐かしい・・・
大阪のみんなは元気にやってるだろうか?いやいや、そんな心配は不要なほど絶対に元気にやってるはずだ。自分のことは覚えてくれているだろうか。
あのとき、まちづくりにはなにが必要で、そのためにどう動けばいいか、あまり頭でネチネチ考えずにサッと行動に移すことが大切だということを知った。陰でじっと考えることは確かに必要。しかし、ああじゃないこうじゃないと試行錯誤しつつ結局動けないのはダメ。であれば、とりあえず動いて、反応を見ながら軌道修正をするほうがいい。そしてそれはそのまま仕事にも当てはまる。
前職では、自分の頭で考えて自分で動く、とにかくやってみる、ということに対して疎かった。施工に関しては工事部が動いてくれる。見積は積算部がつくってくれる。事業用地は不動産部が買ってくれる。そこにマンション建てて売れるかどうかも不動産部が収支計画をつくって考えてくれる。あげく、自分が営業で情報とってこれなくても、上司、先輩がとってきてくれる。そうまで考えていたことに気づき、当時の自分の気楽さをおぞましく思う。
いまは、少しは自分で動くことを考えるようになったかな。それでもまだまだ行動が遅いと指摘されるが。よく経営者が言ってる「常に考えていれば解決策は見つかる」みたいなことを聞くと、そんなに考えていられるほどの脳力(?)は自分にはないかな、なんて思ってしまう。基本、考えることは自分にとって疲れることだ。
昼夜問わず考えていて疲れない人にとって、その仕事は適しているのだろう。ということは、もし今後疲れなくなれば、自分にとって仕事が適したモノになるということか・・・自分の仕事に対する価値観を見直す、そんな3月9日。