Season9-5 運命の女性

シーズン9 第5話 「運命の女性」


特命係「第三の男」と言われる陣川が、友人の結婚式場で、また参列客を指名手配犯と勘違いして職務質問するというヘマをしてしまう。「花の里」で右京と尊にあきれられる陣川。へこんで酒に酔った陣川が家に戻る途中、突然若い女性・奈緒(役:京野ことみ)に声をかけられる。結婚式の引き出物袋をどこかに忘れたことに気付いた陣川に対し、どこに忘れたのかを思い出させようとさせる奈緒に、陣川は好意を抱く。しかし、家に戻ると、部屋が何者かに荒らされていて愕然とする。


事の顛末を右京と尊に相談。警察に行くと引き出物袋が落し物として届けられていたが、それは陣川のものではなかった。どうやら昨夜、花の里で陣川が持っていた引き出物袋がすでに別人のものであったようだ。そこで、結婚式場で勘違い職務質問をした際にすり替わってしまった可能性に気付く。しかしそこで、陣川達が来る前に女性が「プレミアの財布が入っている」と言ってその引き出物袋を取りに来ていたことを知る。その女性が、奈緒ではないかと疑った右京は、本来陣川が持っていた引き出物袋に何かが入っていて、奈緒がそれを狙っているのではないかと推理する。


陣川が間違えて職務質問してしまった男のところへ向かうと、やはりその男が陣川の引き出物袋を持っていた。そしてその中には見知らぬプレミアの財布が。どうやら奈緒はこれを狙っているようだ。しかし、惚れっぽい陣川は、何かの間違いだ、と言う。


奈緒の真意を確かめるべく、右京と尊はある作戦を企てる。果たして奈緒は何を考えているのか?




ひょんなきっかけで知り合った女性を好きになってしまう陣川が事件を呼ぶシリーズ。



今回は、実はスリの常習犯である女性に出会ってしまいます。



何かあると疑う右京らに対して「彼女はそんな人じゃありません」と感情的になるも、徐々に不安になっていく。



そして彼女の正体に気付いてショックを受けるが、ただのスリ事件ではなく、そこにはさらに裏があった。



密輸象牙の摘発にまで発展する、結構スケールの大きいストーリーですが、一番の見どころは、女性に惚れてしまう陣川と、そのことに気付いた女性が陣川を振り払うラストシーン。



「なんだ、やっぱりただのスリ師じゃなかったんだ」そうホッとさせられる、心温まるお話です。