さあいこう

4月1日。日曜日。



会社では、次の一年が始まります。



なかなか儲からない時期だけど、時期のせいにはしていられない。



「商売というのは、現状があまりうまくいかないときに、「だったら、どうやればうまくいくのか」ということを徹底的に考えるということであり・・・」(出典:柳井正 一勝九敗 新潮文庫)という言葉からも、失敗することが決して悪ではないということを教えてくれる。うまくいかないときほど、うまくいくためにどうしたらいいかを考えるチャンスだと。




今日は昨日に引き続き日本橋で内覧会。



高額なマンションを買っちゃうような人たちに触れ、喜んでいる姿を見てこれまでの道のりの長さを痛感した。



この物件、受注したのはもう2年も前だ。ここまでの道のりは長かった。



その間、この建物をここまで導くために動いた人間の多さを考えると、なんかよくわかんないけど、スゴイことだと思う。



自分がその動いた人間のひとりであることが嬉しい。




帰り道、特に理由があるわけではないが、昔よく聴いた音楽が頭の中を流れていた。



wyolica - さあいこう



なんでだろう。



もう10年以上前の曲なのに。



ふと頭の中を音楽が支配し、延々とループすることがあるが、このタイミングでこの曲。なにかの暗示か?



12年前、LUNA SEAの新曲発表に興奮していた時、その新曲はテレビドラマ「アナザヘヴン」のエンディングで聴くことができた。



いまでも「gravity」のアルペジオを聴くと、大沢たかおと本庄まなみが頭に浮かぶ。



その「アナザヘヴン」の挿入曲として使われていたこの曲「さあいこう」を、当時はあまり意識せず聴いていたけれど、イントロのアルペジオの中毒性といったら、「gravity」以上かもしれない。



涙では救えない悲しみは 僕たちの未来で消してしまおう
もう二度と 二度と 間違えないように♪



はっきり言って気味の悪いドラマだったけれど、そのなかでそーっと流れてじわじわっと心臓を震わせるこのアルペジオに、何度鳥肌がたったことか。



今日から4月。さあいこう。未来が、「涙では救えない悲しみ」を消してくれるくらいカッコいいものであることを祈って。