![]() 人を喜ばせるということ 価格:777円(税込、送料別) |
「人を喜ばせるということ だからサプライズがやめられない」 小山薫堂 中公新書ラクレ
有名な放送作家である著者の「サプライズ作品集」。
本屋で何の気なしに手に取って、何の気なしに購入し、何の気なしに読んでみたら、「こういう面白い会社があるんだ」と感心しちゃった。
「サプライズ」というと仰々しいし、ともすれば「ドッキリ」とも受け取られがちだけど、その意図することはとてもシンプル。
いかに相手を驚かせるか。
いかに相手を楽しませるか。
いかに相手の意表をつくか。
その発想には、「ドッキリ」のような悪意は決してない。
「ドッキリ」に近いものはあるが・・・
きっと著者にとっては、サプライズを企てることは、放送作家として番組などを企画することの延長線なのだろう。
相手に気づかれずに、最大限に相手を喜ばせるための周到な準備。
それはきっと仕事も一緒なのだろう。
ぼくもよく会社で上司に言われることがある。
「地主口説いて仕事受注することは、女の子を口説いて付き合うのと一緒だ」
「仕事も恋愛も同じなんだよ」
この仕事とプライベートを無理やり行動させたような説教に、半ばうんざりしているが、言ってることは結構正しかったりする。
仕事に限らず、人のために何かを企てるための頭脳。
ぼくも少しは磨いていきたい。
あっ「朝日新聞サプライズ」は爆笑しました。奥の深いサプライズです。