人を喜ばせるということ

人を喜ばせるということ

人を喜ばせるということ

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「人を喜ばせるということ だからサプライズがやめられない」 小山薫堂 中公新書ラクレ




有名な放送作家である著者の「サプライズ作品集」。

本屋で何の気なしに手に取って、何の気なしに購入し、何の気なしに読んでみたら、「こういう面白い会社があるんだ」と感心しちゃった。

「サプライズ」というと仰々しいし、ともすれば「ドッキリ」とも受け取られがちだけど、その意図することはとてもシンプル。

いかに相手を驚かせるか。

いかに相手を楽しませるか。

いかに相手の意表をつくか。


その発想には、「ドッキリ」のような悪意は決してない。


「ドッキリ」に近いものはあるが・・・


きっと著者にとっては、サプライズを企てることは、放送作家として番組などを企画することの延長線なのだろう。

相手に気づかれずに、最大限に相手を喜ばせるための周到な準備。

それはきっと仕事も一緒なのだろう。


ぼくもよく会社で上司に言われることがある。

「地主口説いて仕事受注することは、女の子を口説いて付き合うのと一緒だ」

「仕事も恋愛も同じなんだよ」

この仕事とプライベートを無理やり行動させたような説教に、半ばうんざりしているが、言ってることは結構正しかったりする。


仕事に限らず、人のために何かを企てるための頭脳。

ぼくも少しは磨いていきたい。



あっ「朝日新聞サプライズ」は爆笑しました。奥の深いサプライズです。