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シーズン４ 第１７話 「告発の行方」
ルポライターの堂島が自宅マンションから転落して死亡した。部屋の壁には無数の殴ったような穴、そして机にはカッター傷が無数に残されている。凶器はトロフィーのようだった。
堂島は以前「血税の墓場」という本を書いていて、賞を受賞していた。（凶器はそのトロフィーだった）自治体がドームなどの公共施設を無駄に建設しているという点を主張したその本をはじめ、彼の書く記事には、彼ならではの鋭い視点が入っていた。しかし、彼が書いた最新号の記事は、国土交通大臣を持ち上げたような、誰にでも書けるような記事だった。本当にこの記事を堂島が書いたのか？疑問を抱いた右京と薫が、彼の勤める出版社に行く。
編集の時点で校正されるのを恐れ、普段手書きで記事を書いていた堂島だったが、この国土交通大臣の記事の時に限って、ワープロの文書で編集者に送られてきていた。右京は、堂島が書いた別の記事を意図的に差し替えられたのではないかと疑う。はたして堂島が本当に書こうとしていた記事とは？堂島は何を伝えようとしていたのか？そして堂島の死の真相は？？
公共事業のいわゆる「箱モノ」の無駄を指摘する一人のルポライター。
国土交通大臣の収賄容疑を告発する記事で、ライターとして再起をかけようとするも、裏切りにあってしまう。
そんな彼のライターとしての苦悩を描いた今作。
こういった社会的な内容をサクっと描いてしまうところが、「相棒」のすごいところだとつくづく思う。
