Season5-14 貢ぐ女

今回はシーズン5の第14話「貢ぐ女」です。
ここんとこシーズン5で続けてますので、このままシーズン5をまず制覇しようと思います。



早朝、ジョギングをする薫。すると薫の目の前で、女性がひったくりにあう。犯人には逃げられるが、薫は女性と近くの交番へ。すると女性は、電話をするといって席を立ち、そのまま消えてしまう・・・

そのひったくり現場のすぐ近くの会社で、現金6700万円が盗まれる事件が発生した。犯行時刻は警備員のいない朝6時ごろ。しかも金庫を開けられるのは社員に限られる。薫が朝見かけたひったくりに会った女性・景子がこの会社の社員であり、今朝から連絡が取れないということから、景子が会社のお金を盗んだ直後、偶然ひったくりにあったのではと推理する。バリバリのキャリアウーマンで、仕事一筋。そんな景子が、会社のお金を盗むはずがない。会社の皆はそう言うのだが。

一方、トランクに詰められた女性・絵美子の死体が発見される。そのトランクに入っていたライターから、景子の指紋が検出される。殺人事件に景子が関与している?しかし絵美子と景子との関連はまったくでてこない。

絵美子がある男性の家に頻繁に電話をしていることから、その男性の自宅に行くと、そこには男性はいなかったが、管理人は、絵美子も景子も見かけたことがあるという。この男性・多岐川を介して、絵美子と景子はつながっていた。さらに、その多岐川の部屋から血痕が。


景子が絵美子を殺した、と自首してきた。殺害後、逃亡資金として会社のお金を盗んだ、という。しかし、絵美子に付着していたものと景子との血液型が一致せず、景子は嘘をついていることがわかる。果たして景子は何を隠しているのか・・・




藤田朋子がいい味だしてます。
一人の男に翻弄されるキャリアウーマン。
そんな仕事一辺倒の彼女の心の隙を狙う男の悪さが、シンプルな話を重いストーリーにしています。

最後のシーン。
景子の一言「ありがとう」
この状況でのこの言葉がどういう意味をもつのか、すごい考えさせられます。
「ひとつだけお願いがあります。彼をひっぱたいても、暴行罪にしないでもらえませんか?」
「まぁ、大目にみましょう・・・」
なにげに面白い遊び心溢れるやりとりも満載です。


それにしても、おれなんかは、とにかくこんな男、ムカつくな、という感想しかもたないけど。
女心はわかりません・・・