Season5-8 赤いリボンと刑事

すんごいかっこいい刑事ドラマ「相棒」
10月からシーズン8がスタートし、
さらにパワーアップする「相棒」
そのすんごいかっこよさを紹介するカテゴリ。
本日はシーズン5の第8話
「赤いリボンと刑事」です。


15年前、マンションの屋上で女子大生が首を絞められて殺されるという事件が発生。もうすぐ時効というときに、ラジオに事件の犯人と名乗る男が投稿してくる。その男は今そのマンションの屋上に来ているという。赤いリボンで首を絞めるという、当時マスコミに報道されていない内容を口にしており、イタズラではなさそう。

右京と薫が現場に駆けつけると、そこにはだれもいなかったが、手摺には赤いリボンが括り付けられていた・・・


その事件を捜査していたが体調を崩し入院していた刑事・高岡も、偶然そのラジオを聴いていた。高岡から、自分に代わって犯人を捕まえて欲しいと頼まれた右京と薫が、時効間近の犯人を追う。


なぜ今になってラジオで罪を告白したのか?
その時期が、高岡刑事が入院した直後であることに疑問をもつ右京。高岡刑事が入院したことを知っている人物を調べる。
そしてたどり着いた、被害者の当時婚約者、西。彼は、ひとり捜査をしていた高岡刑事が入院してしまい、犯人を捕まえられなくなると思い、再度警察が捜査をするよう、ラジオに投稿し、マンションの屋上に赤いリボンを括るという騒ぎを起こしたのだった。



ラジオに投稿した男が真犯人ではないと分かった今、捜査は振り出しに戻ってしまう。しかし、西がマンションから立ち去る直前にマンションに入っていく男が防犯カメラに映っていた。その男がマンションまで乗ってきたタクシーに確認を取り、乗ってきた男を訪ねる右京と薫。
そして真相が語られる・・・




久しぶりにツタヤで借りて観ました。

正直に言います。観終わった後、涙が出ました。こんなすっごい、いい話だったっけ?

テーマは「いい嘘」。高岡刑事の心中を察し、とっさに嘘をつく薫。薫の薫らしさがこの嘘に100%凝縮されています。(だからぼくは薫が好きです)
「いい嘘」と「わるい嘘」。そんなことを考えさせられるストーリーです。

家族よりも事件解決を優先し、妻の死別にも立ち会わなかった高岡。
そんな高岡を憎んで会おうともしない娘。
そんな彼女に「会ってやんなさいよ」と一言つぶやく伊丹。
・・・うぅ〜ん、やっぱあんたもカッコいいよ、イタミン(笑)

そして、とっさに嘘をついた自分を責める薫を、その嘘に乗った右京が一言なぐさめる。
「僕も同罪です」
・・・涙がチョチョギレタ・・・

すごい話です。ぜひ観てください!!