2020-06-01から1ヶ月間の記事一覧

気まずい共存

その一言でどれだけ人が傷つくか、いい加減気づいてほしい。言っていることは正論だし、そういう言葉を招く元凶が自分にあることは確かだから、認める。けれど、そういう言われ方をしたら、先へ進もうとする意志が削がれてしまう。それを言われる方のことは…

夜空を眺める

新居への引越しの機会に、絵を描いてもらった。絵をオーダーしたのは、はじめてだ。清水の舞台から、ちょっと飛び降りた。 HASHIOTO HIROMIさんの作品は以前から好きで、イベントや個展に何度か行っていた。一面に広がる壮大な夜の世界が、自分の心を浄化し…

A:アルヴァ・アアルト -alvar aalto-

私はこういうのを読むような人間です。そう他人に思ってほしくて、背のびして手にした本はたいてい、読み終わるのに時間がかかる。そもそも、読み始めるのに時間がかかる。世の積読の大半はこうした「自分を大きく見せたい」という欲望によるものなのだと思…

修行論

内田樹「修行論」を読む。大型書店で、そういえばまだ読んでいなかった、と思って手に取った。自分は果たしてこれまで修行してきたと他人に言えるだろうか。あの時が自分にとての修業期間だった、と言える時期があっただろうか。いや、ないなぁ。 その修業に…

「作家」と名乗ること

肩書は何ですか。そう聞かれると、いろいろやっているから一つに絞れないのだけれど、共通して言えるのは何かを作っているわけだから、ひとまとめにして「作家」と言うことにしているんです。いとうせいこうさんがそのようなことを言っているのを聞いて、な…

松陰神社

引越してから初めて、松陰神社前を散歩。駅前の通りを歩くことはこれまで何度もあったけれど、松陰神社に行ったのは初めて。都内のオアシスのような場所で大木を眺めながら、社会の平穏と、自身の向上を祈る。 吉田松陰は松下村塾で、どのような講義をしてい…

天職を探すのではなく、仕事のほうから要請される

土曜日。まとまった時間を使って読んだ本をもっと自身に染み込ませるにはどうしたらよいかを考える。その中で浮かんだのが「写経」。写経と言ったらお経を丁寧に書き写すことだけれど、本一冊分を、パソコンでつらつらと書いてみようと思いついた。そうすれ…