七夕の奇跡

今週のお題「わたしの好きな歌」

 

THE YELLOW MONKEYが復活するきっかけとなったエピソードを聞くたび、奇跡の力を感じる。ローリングストーンズのライブを観て「バンドは宝だな」と思った吉井和哉が、2013年7月7日にメンバーに「また一緒にバンドをやってくれませんか」とメールを送ったのだという。小学生の拙い感想みたいだけれど、願い事って叶うんだなぁ、と思った。7月7日。短冊に願い事を書いたって、何を書いたか覚えていないんだったら、そりゃあ叶うわけがない。彼みたいに、ちゃんと目的をもって、真剣に願わないといけない。

 

それが7月7日であったことが偶然か必然かは置いておいて、いま彼らの音楽がこうして届いているのだから、その奇跡の力に感謝しなければならない。高校時代にその活動の幕を一旦降ろして以降、自分自身再起を願っていたかと聞かれれば、首を横に振らざるを得ない。きっとないんだろうなぁ、と諦めていた。だからこそ、七夕の夜に送ったメールがきっかけで起きた奇跡に、人一倍喜びを感じている。願い事は叶う。シンプルなことを、真実として伝えてくれる存在だ、彼らは。

 

オフィシャルに解散となった2004年7月7日から、明日でちょうど15年。今日と明日は、さいたまスーパーアリーナでライブだ。参加できないけれど、七夕の夜にまた何か奇跡が起きるんじゃないかと思い、少し離れた千葉から見守っている。

 

運命のタイマーを回したから準備オーライ。いまの自分の好きな歌。


THE YELLOW MONKEY / ALRIGHT