12月22日。土曜日。
一年に一度、自分に大きな褒美を与えてあげる日。甘いと言われそうだけれど。一度と言わず何度も褒美を受け取っているだろうに、と突っ込まれそうだけれど。
去年、一昨年と同じ場所、さいたまスーパーアリーナで、彼らと再会する。ただ今年は一味違った。「LUNA SEA LUNATIC X'MAS2018 ‐Introduction to the 30th Anniversary‐ IMAGE or REAL」 結成30周年を前に、26年前のアルバムをひっさげたツアーを再構築したライブ。これを演奏していた当時の彼らは22歳くらいだって。そんな若さでこんな曲をつくり、演奏していたのだというから、そしてそれを26年経ったいまさらに成長させて演奏するのだから、すごいとしか言いようがない。彼らほど、自身が昔つくった作品に自信を持って堂々と発表する人たちを、私は知らない。
かなりレアで聴けない曲も聴けた。CDで聴いていた時はこんな大曲とは思っていなかったのに、ライブだと壮大になる。映像や演出の効果ももちろんあるだろうけれど、それ以上に、声に、音に、しびれた。
成長し続けるバンドを追うことで、だから自分も成長しなければ、と思える。最後の最後にINORANが「これからも、まだまだやれるぞ。これからもついてこいよ」と叫んだのが印象的で、あぁ、まだ大丈夫なんだ、まだまだ彼らの音楽に触れていることができるのだ、と安心した。これで、来年も頑張れる。