青い世界

 

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相模原の手作りマーケットで出会った作家さんの個展で、銀座へ。空、海、夜の街、そして鯨。青くて、幻想的な世界を描いた絵がとてもきれいで、その世界に引き込まれるよう。

 

hiromi-hashimoto.com

 

風景の形に切りとった不定形のポストカードは、本来の目的である「他人に贈る」のにはもったいないと一瞬思ってしまうくらい、絵として完結している。さてこれをどのタイミングで、誰に贈ろうか、とあれこれと考えている。

 

これらの絵に魅力を感じるのはなんでなんだろう。今回、青い世界に森というモチーフが加わった絵の数々を観ながら、考えた。きっと、絵の中の静けさ、現実社会を逸脱した感じ、対人関係のストレスややらなければならないことに追われるストレスから遠く離れて自分だけの時間を過ごせそうな世界に、自分もそこに身を置きたいという憧れを感じるからなのではないか。その絵をじーっと眺めている間だけ、自分がその憧れの空間に身を投じているんじゃないかと思う。