人を中心とした何か

実家に戻ると、時間軸が変わる、気がする。退屈と言ったら言葉は悪いけれど、それに近い。そのはずなのに、出来事ひとつひとつが刺激的で、面白い。米寿になる伯父(長男)は、電車とバスを使いこなし、突然やってくる。その伯父を送る途中、これまた超元気な伯父(次男)に会い、兄弟の会話に加わる。八丈島にまで釣りに行っちゃうような伯父(次男)は、今日もロードバイクで颯爽と走る。伯父(次男)と一緒に伯父(長男)を見送った帰り、近所で、庭でバーベキューを楽しむ家族に出くわし、お邪魔する。肉や赤飯を食べながら、今時の高校生と話したり、小さい子と遊んだり、10年以上振りにまちのおばちゃんと話したり。夜は、妹夫婦と一緒にご飯食べたり。とにかくいろいろあった。


人と人とがつながるきっかけを、つくりたいと思っている。その想いの根源は、実家で「人」を中心とした何かを体感しながらずっと過ごしてきたことに、あるんじゃないかと思った。