本と物語とを繋げる読書体験

instagramのハッシュタグ、「#bookstagram」のほか、「#booklover」や「#本棚」、「#本好きな人と繋がりたい」といったもので検索するとたくさんの投稿が出てきて、びっくりする。本一冊一冊に着目して記事を書く人がこんなにいるんだ、と驚いた。インスタグラムに対する見方が変わった。

 

インスタグラムは仕事でも使っている。スタッフがたくさんのハッシュタグをつけて投稿していて、最初はそれにどれほどの効果があるのだろうか、と疑問を感じていたけれど、使っているとその効果がよく分かる。自分の関心のあるキーワードで検索をかけることが非常に多いのだ。ハッシュタグをいれるのといれないのとでは、リアクションの量に大きな差が出る。どういう人に見てもらいたいか、何に関心を持っている人をターゲットにしたいか、そういうことをよく考えるきっかけにもなり、面白い。

 

もし自分だったら・・・。ただ自分が読んだ本を紹介するだけではつまらない。自分なりの視点で、本と、それにまつわるストーリーを繋げたい。自分がどうしてその本を選んだか。その本にはどんなエピソードがあるか。その本を読んだらどんな気持ちになって、将来どんな良いことが起こるかもしれないと思えるのか。本と、そこから生まれる物語を紡ぐ文章を、セットにしたら、面白いのではないかと思っている。このブログでもやっていることだけれど、もっとモノとしての本、表紙のかっこよさに惹かれる本、まつわる体験が刺激的な本、それを表紙の画像と文章をセットにして伝える。それができたら、自分の読書体験がもっと豊かになりそうな気がする。