種をまくということ

1月2日と3日は箱根駅伝。毎年テレビの前で母校の活躍を見守っている。スタートの時間にたいてい起きられないのがつらいのだが・・・。

 

東洋大学は今年も往路優勝。一年生が中心の若いチームがだんとつのたすきリレー。年初から勇気をもらった。復路では青山学院大学に抜かれてしまったけれど、堂々の2位でそのままゴール。10年連続3位以内という快挙は、今年一年自分も頑張ろうと思わせるのに十分すぎる。母校がこんなに汗を流して日々努力しているのに、自分は、というように。この高ぶる気持ちを忘れないように。

 

 

種をまいているのだという意識をもとう。自分がいま取り組んでいることひとつひとつが、将来花咲くための種まきであるのだと知ろう。それから、時間はかかるかもしれないけれど、まいた種は必ず成長し、花が咲くのだと信じる。そうすれば、毎日のひとつひとつを、その時は成果を実感できなくてつまらなくても、大切なことだと思って積み上げていくことができる。で、咲いた花を、存分に楽しむことができる。

 

そんなことを、正月休み最終日、自宅前の本屋で尊敬する松浦弥太郎さんの新刊を手に取って読みながら、思った。

 

しあわせを生む小さな種 今日のベリーグッド (PHP文庫)

しあわせを生む小さな種 今日のベリーグッド (PHP文庫)

 

 

 

高校を卒業して以来、部活の練習という「自分を鍛えてくれるもの」から離れた。大学を卒業して以来、自分の行動を決めてくれる「時間割」から離れた。だらけようと思えばいくらでもだらけることができてしまう。自己管理は自己責任。誰からもとやかく言われない代わりに、自分で自分を動かさなければいけない。だからこそ、自分で自分を鍛えて、いまの自分に適した時間割を組む。そうやって過ごそう。それを自分の暮らしのベーシックにしよう。それを新しい習慣にしよう。それを自分らしさにしよう。それが種になって、きれいな花が咲きはしないだろうか。