フェイドアウトしないように

事務所近くのガレット屋さんに別れを告げて(※)、そこで「いくら気になっているお店でも、それがずっとあるということはない」ということに気づいた。当たり前なのだけれど。

 

(※) 

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だから、いま好きでいられるお店は大切にしよう。自分が閉店の一助となることのないよう、貢献しよう、と思うようになった。古本屋が好きなら、古本屋に行ったら必ず本を買う。シェフの手料理がおいしいダイニングには、月に一度でもいいから、あまり間をあけずに行こう。

 

 

仕事終わりに、駅前の本屋に立ち寄った。自分は本屋が好きで、街から本屋が消えてほしくないと本気で思っている一人なので、こうして微力でも売り上げに貢献して、閉店なんてことのないように頑張ろうと思う。

 

同時に、好きな作家さんの本でまだ読んでいないものが目に入り、好きな作家さんの本はとりあえず読んでみようよ、という自分ルールに基づき、手に取った。どちらかというと疾走感あるアクション、コミカルな会話がサクサク進むストーリーというよりは、ゆっくりと時間が流れ、考えさせれられるような、壮大な話なのではないかと予感している。

 

終末のフール (集英社文庫)

終末のフール (集英社文庫)

 

 

 

本を買って、本屋を出て。いつもならそのまま正面のパスタ屋に行くところだけど、このところ行っておらず、今日も足が向かわなかった。パッと見混んでいそうだったからという理由もあるが、それよりも、やぁ久しぶり、今日もお疲れさまです、みたいに話ができる店員さんがもしいなかったらどうしよう、と不安になってしまったからだ。

 

以前、自分が置き手紙を置いたそのお礼にと、ハート型のピザ(!)を焼いてくれた超絶かわいい店員さんも辞めてしまい、最近は顔なじみの店員さんにほとんど会えていない。これは、どんどんフェイドアウトしていってしまう、悪いパターンだ。そんな嫌な予感がしている。でも、そうはしたくない。