世界の夢の本屋さん

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本棚がビシッと引き締まるような、そんな本棚の本を一冊は置きたいなぁと思い、手に取った。世界の「本屋さんの本」だ。海を越えた、はるか向こうの世界にある本屋の本棚を眺めながら、家にいながら旅をしているような気分を味わう。

 

こうしてみると、スウェーデンデンマークフィンランドといった北欧の国は、いいなぁと思う。家具にしても、腕時計にしても、落ち着いていて、ずっと飽きずに使えそうな、そんなプロダクトが本当に多い。

 

そして、この本に掲載されている書店員さんからの直筆の手紙も、そのメッセージも、あたたかく、優しい。本の世界に一気に引きずり込んでくれるし、「難しいことなんて考えずに、本を読んでいる時間そのものを楽しもうよ」と語りかけてくれる。明日明後日の自分の仕事のスキルアップに直結しなくても、腹をかかえて笑ってしまうほど面白いものでなくても、将来何の役にも立たないと思ってしまうようなものであっても、読んでいるその時間、その瞬間がなんか快適で、心地よいものであれば、すでに価値があるんですよ、ということを教えてくれた。

 

本屋さんが堂々と本の魅力を紹介するのと同じように。自分も、自分の本棚を充実させて自分の脳も充実させて、そのうえで、人にその時間の快適さ、心地よさをちらっとでも紹介できるようでありたいと思う。

 

世界の夢の本屋さん3

世界の夢の本屋さん3