パリは燃えているか

自宅前のホールで大家さんが企画するミニコンサートがあり、聴きに行ってきた。バイオリン、ヴィオラ、チェロの4重奏。桜の花は満開、とまではまだ行かなかったけれど、桜の木の下、心地よい時間を過ごすことができた。

 

パリは燃えているか」という曲を、しばらく前に同じくここで開かれたミニコンサートで初めて聴いて、虜になった。第二次大戦時代、パリを破壊せよとヒトラーが指令を出す。焼け野原の映像が脳をかすめるような、そんなもの悲しい雰囲気を、美しい4人が丁寧に表現していて、しびれた。よりいっそう好きな曲になった。

 

 

市川出身とか、市川在住とか、そういった方で、自分よりはるかに若かったりするのに、ポリシーをもって、夢をもって、活躍している人がたくさんいる。そういう人に、このところ触れる機会が多い。自分も負けていられない、頑張らなければ、と思わずにはいられない。

 

 

こういう素晴らしい力をもっている方の発表の場を、力を伝播させて他の人へとつなげられるような場を、自分もつくれないだろうか。ひょっとして、アイデアと、ちょっとした勇気、行動力、熱意があれば、自分も企画できるのではないか。そう思えるようになった。さらに、自分も「これをやってみたい」「これを誰かに伝えたい」というものを、実現できるかもしれない。自分で勝手にハードルを高く設定していたけれど、それはただ単に自分で自分を抑えつけていただけに過ぎず、本当は簡単なことなのかもしれない。「難しいことは考えず、とりあえずやったらいいじゃん」そんな言葉が頭に浮かぶ。