ひょんなキッカケで

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ひょんなキッカケで 君とここにいる

THE YELLOW MONKEY/ゴージャス)

 

 

ひょんなきっかけで出会った紙文具屋さんがいる。オリジナル蔵書票というものを見て、自分だけの、世界に一つだけの蔵書票がつくれてしまうというのを知って、のめりこんだ。この出会いをもたらしてくれた家具屋さん、その家具屋さんとの出会いをもたらしてくれた大家さんに、感謝しています。

 

www.hisanaya.net

 

その紙文具屋さんが10周年を迎える前に、辿ってきた9年を振り返る個展を開催しているということで、東林間へ行ってきた。蔵書票制作のやりとりはメールだったため、直接会うのは初めてだ。どんな方なのだろう。まるで顔を知らずにやりとりしていた女性と初デートに行くような、そんな感じだった。

 

natsumehiro.com

 

初めて会った紙文具屋さんは、メールや手紙でやりとりしていた時に抱いていた印象そのままの、的確な言葉が見つからなくて歯がゆいのだけれど、きれいで、純粋そうで、落ち着いていて、にこやかで、もの静かな感じの方だった。この方に蔵書票をつくってもらってよかった、と一瞬で思った。

 

ポストカードや栞、一筆箋など、手作りのあたたかさをまとった紙文具が、小さな部屋のなかでその存在感をアピールしている。第一印象が刺激的で、最初は面白く使えるんだけれど、時間が経つと飽きてしまうというものが少なからずあるモノ過剰社会のなかで、これらの紙文具は、仮に10年前の自分が出会ったとしても、10年後まで持ち続けていたとしても、好みのアンテナが受信しているのではないかと思う。褪せない、というのはこういうものをいうんじゃないか、というものにピンポイントで出会ったと思った。

 

 

東林間でハイカラ雑貨屋を営んでいる彼女の知人が、そのお店のすぐ近くの貸室をラボラトリエ(ラボラトリーとアトリエの造語らしい)にしてオープンしたのが昨年12月。そのラボラトリエを活用した最初の個展が今日だったらしい。今後、定期的に個展などイベントを開催していく機会をつくるとのこと。こういう、手作り紙文具に限らず、表現の場づくり、情報発信の場づくりを積極的に行うような取り組みを見ると、おおすごいなぁ、といつも思う。

 

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