空の青と本当の気持ち

ボーナスを、さて何に使って自分をアゲようかといろいろ考えながら、最終的にたどり着いたのが、CDの大人買いというものだった。以前持っていたが手放してしまったもの。TSUTAYAレンタルで聴いて済ませてしまっていたもの。これらを、この機会にまとめて、ドーンと買う。自分の大好きな二大ロックバンドを中心に、過去のものを片っ端から。こんな使い方、二度とできない気がする。

 

好きなミュージシャンの曲は、CDで直接買って、CDプレイヤーで、ジャケットや歌詞カードを見ながら聴きたい。ダウンロードなんて邪道だ。・・・といま言ったところで、本当か、自分?と思う。ただそう言ってカッコつけたいだけなんじゃないのか?CDを買うことでそのミュージシャンにリスペクトを表明することができるから、なんて誰かが言っていたことをその通りだと思って、マネしてるだけじゃないのか?と自分の中の悪魔が言う。だけど、そう思うんだからしょうがない。CDが一番音質のよい媒体だという神話がなくなったとしても、歌詞カードの中に挟まっている解説文やくどい宣伝紙にちょっとイラっとしても、歌詞カードを固定するためのほんのわずかな突起が逆に邪魔をして歌詞カードがなかなかケースから取り外せず爪で歌詞カードをひっかいてあたふたしても、それでもまだ、CDをCDプレイヤーで聴きたい。それがミュージシャンに対するリスペクトの表明だと、本気で思っているから。

 

THE YELLOW MONKEYのライブDVDもはいっている。さっきまでこれを観ていた。去年は本当にSUPERな年だったのだと改めて感じた。

 

空の青と本当の気持ちを 君に見てほしくて

THE YELLOW MONKEY/空の青と本当の気持ち)

 

自分の気持ちを伝えることが大事だということ、自分の気持ちを知ってほしいと常に自分が思っているのだということが、よく分かる。自分だけじゃなくてよかった。

 

  

昼間、仕事。進行中プロジェクトの上棟式。きびしい工期のなかで、頑張って上棟までこぎつけた工務店さんをねぎらう。まじめで、誠実な工務店の社長さんを見ていると、自分はそんな楽観主義でもないのだけれど、まぁなんとかなるんじゃないかと思う。無事故無災害で、安全に、完成することを願っている。空が青かった晴れの今日。これが自分の本当の気持ち。

 

このプロジェクトの中で、自分は誇りをもって仕事ができているであろうか。SUPERな自分でいられているだろうか。普通の野良犬からちょっとSUPERな野良犬に戻ったTHE YELLOW MONKEYに胸を張って「おれだってSUPERな野良犬だろ」と言えるだろうか。そう言えるように、仕事をしたい。