経堂散歩

蔵書票を知ってから、急に欲しくなってたまらなくなった。そこで、オリジナル制作よりまずはあるものをと思い、久奈屋さんの商品を扱っている経堂の小さな文房具屋へ行ってきた。

 

ハルカゼ舎

 

ちょうどお祭りだったようで、お神輿をかつぐ住民の皆さんの脇を抜けてすずらん商店街を歩く。ちょっと行き過ぎたかな、と思ったところに、あった。

 

店内には、決して多くはないが、特徴的でしっかり吟味された文具が並んでいる。ツバメノートもあるし、定番のサインペンもあるし。いいところをついていると思った。

 

しかし探しても探してもお目当ての蔵書票が見当たらない。店員さんに聞くと、残念なことに扱っていないとのこと。実店舗では買えないのか?

 

目当てのものは手に入らず、かといってこのまま帰るわけにも行かず、結局駅前の好きなパン屋でマフィンを食べてコーヒーを飲んでぼーっとしてから、帰った。かつて手土産を買ったことがきっかけでお気に入りになったこのパン屋。他にはあんまりイートインがない気がするので、自分にとって経堂店は貴重な店だ。

 

帰りがけ、あれこれと蔵書票の使い道を考える。さてどの本に貼ろうか。実は、デザインはもう頭の中にある。モチーフがぱっと頭に浮かんだ。もちろんそれにまつわるストーリーも。あとはこれを形にしてもらうだけだ。