カレー屋

自宅のすぐ隣に、比較的最近オープンしたインドカレー屋さんがある。その建物には以前「なるようになるさ」という意味の名前を冠したイタリアンレストランがあって、その敷居の高そうな雰囲気に入れずにいた。気になってはいたのだけれど。インドカレー屋さんになって、カレー好きとしては一度は入らないとまずいだろうと思い、今日初めて行ってみた。一歩踏み込むのが、いつも遅い自分だ。

 

ナンとライスがおわかり自由という、インドカレー屋ならではのサービスがものすごく嬉しい。「ナン、オカワリドデスカ?」と、ナンを食べ終わる前から聞いてくる、店員さんのクイぎみの気配りも、嬉しい。強がって辛口を頼んだけれど、正解だった。

 

カレーはココイチと決めていたけれど、そんなんじゃ視野が狭いのだということを、感じた。先日、事務所のスタッフに勧められた上野毛のカレー屋に行ってみたらそれがまた美味しくて、カレー好きのカレー店レパートリーが増えた。こうやってどんどん好きな店が増えていくのが、嬉しい。

 

子供の頃こそ、好きな食べ物はカレーだなんて言って格好がつくし、可愛げもあるけれど、大人になって言ったらガキっぽいなんて思われそうだ。だけど、子供の頃から今日に至るまで、一度たりともその美味しさに飽きたことがない。家のすぐ隣に、カレー屋ができて良かった。