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25歳の僕がどこまで考えていたか、思い出せない

 

 

なにか一冊買ってやろうと思い、職場近くの大きめな本屋に入る時、胸が高鳴るのを感じる。今日はどんな本に出会えるだろうか、と。たいていは、ひととおりフロアーを見て回り、どれにしようか迷った挙句、その時の気分で決めてしまう。一冊選ぶのに時間がかかりすぎ、疲れてしまうことが多いのが最近の悩みだ。

 

最近は「ジャケ買い」に近い「出版社買い」の発想で手を出すことも多く、例えば光文社新書なら光文社新書岩波新書なら岩波新書というように、特定の新書、文庫を一定冊数揃えて、自分の本棚に綺麗に同じデザインが並ぶのを見たい、という気持ちが強い。その中で、デザインとその選書に最近魅力を感じるのが、講談社+α文庫。うまく言葉で説明できないのだけれど、シンプルな表紙と、内容の詰まってそうな企画が多そうで、気になっている。その講談社+α文庫で、尊敬する松浦弥太郎さんの本があったので、迷わず手にとった。

 

 

もし自分が25歳に戻ったとして、その25歳の自分になにをすべきと忠告するだろうか。どういうように生きろとアドバイスするだろうか。そもそも、25歳の時の自分は社会に対してどこまで思い描いていて、どこまで自分のことを考えていただろうか。そして、いまの自分は25歳から時間が経過した分、25歳の時には持っていなかった力をちゃんとつけているのだろうか。

 

「”好き”を、深堀りする」(P50)

自分が心から好きだと思えること、好きだと言いきれないけれど好きかもしれないことを、もっと深掘りしていこう。かっこいいなぁ、と思う人って、それが役に立つか立たないかは別として、なにかこう抜きん出た「好き」を持っている。48と言いながら実際のところもっとたくさんいて、埋もれてしまいそうなアイドルグループのメンバーも、たいてい、マニアックすぎるくらいのこだわり、ヲタク性をもっていたりする。自分も、自信を持って好きだと言い張れるものをもって、もっと掘り下げていこう。

 

「お礼上手、ほめ言葉上手」(P74)

ただありがとうじゃなくて、何に対してありがとうなのかをきちんと言う。ただイイねじゃなくて、どこがどうイイのかを具体的に言う。恥ずかしがらずに、丁寧にそういう言葉を紡ぐことができたら、どんなにステキな人間関係が築けるだろうか。

 

「もし経営者だったら?」(P182)

これは、明らかに自分に足りない視点。もし自分がいまと違う立場だったと仮定したら、どう行動するだろうか。自分と違う視点を意識すると、行動が違ってくる。「一社員だからまぁいいや」というのと、「俺は経営者なんだ」というのとでは、動き方が違ってくる。自分の意思で、自分で決断して仕事しているんだから、経営している気持ちで、やろうよ。