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ミスタードーナツ

「差し入れはミスタードーナツって決めてるんですよ」と言いながら、かつてのエピソードを交えつつドーナツを差し出すRYUICHIを見て、素敵だなぁと思った。他人にとっては何でもないことなんだけれど、自分にとっては特別なエピソード。その記憶が自分ルールをつくる。そういう自分ルールをもっている男って、かっこいい。私もそうありたいと思うのは、かっこよくありたいと思うから、というのが半分。もう半分は、そうやってルールをつくってさえおけば迷わずに済むから。基本、あーでもないこーでもないと考えあぐねるのがしんどい自分です。

 

去年と同じく、三軒茶屋の駅前のミスタードーナツで、差し入れにとドーナツを買う。竣工済みコーポラの入居者お誘いの花見の集まりがあり、ちょっと顔を出そうと向かう途中。気分は、完全にRYUICHI。「5人いるのにドーナツが4つしかなくて、殴り合いのケンカに」なんてならないように数を計算し、12コくらいか?と考えながら店に入るも、トレイにのっけていったら10コでトレイが埋まってしまい、「これでいいや」となった。基本、諦めが早い自分です。

 

コーポラのルーフテラスで、まだ花がわずかに残っていた桜を見るのはとにかく心地よかった。「こういうふうにみんなで楽しく集まるのが夢だったんです」と無邪気に話す入居者の言葉が、とにかく嬉しかった。「キミも身内だからね」とさらった言われたとき、これまた嬉しかったなぁ。

 

いまは「差し入れはミスタードーナツと決めてるんです」と、RYUICHIのマネをしてしまっているけれど、自分も、自分なりのエピソードをもとに、自分ルールをつくれる男でありたい。