がむしゃらに

2月16日。土曜日。

 

午前中、外で少し仕事があった。その後、ちょっと残っている仕事をやっつけに事務所へ行ったら、病み上がりのスタッフがひとり、黙々と仕事をしていた。打合せがあるとはいえ、大変だなぁ、なんて思っていたら、ひとり、またひとりと、スタッフがやってくる。結局、平日とさほど変わらない風景。休みなんて関係ないんじゃん、と思うと同時に、自分自身好きな言葉である「がむしゃら」という言葉が頭に浮かんだ。

 

「がむしゃら」に仕事をする。その言葉がもつかっこよさというか、強さというか、素晴らしいことじゃないかと無条件に思ってしまう響きにただとりつかれるのは危険だと思う。そうすること自体は、別に評価されることでもすごいことでもなんでもない。成果を出すための過程であって、それ自体が目的ではない。成果が出なければ意味がない。

 

けれど、やっぱり自分自身、そうやって仕事をするオトナでありたいと思う。休日であろうが病み上がりだろうが関係なく、やらなければならないと思ったら、やる。それを黙々と、淡々と、そしてサラッとやってしまうスタッフの姿は、まさに「がむしゃら」そのものだと思った。自分も、やるべきことをやるべきときに、無心に、やるようでありたい。