人がつくるコーポラ

12月26日。土曜日。

 

一日仕事で、新規プロジェクトの発足総会だった。毎度のことなのだけれど、そして、いいわけにもなんにもならないのだけれど、準備が足りずに右往左往しながら、なんとか発足にこぎつけた。ギリギリのタイミングで最後の参加者が加わってくれて、一旦の、良い区切りになったのではないかと思う。

 

 

前日、金曜日の夜。終電間際まで準備をしていて、あわてて電車に飛び乗ろうとしたら電車が運転を見合わせていた。下手したら帰れない可能性を危惧しながら、別の路線経由で帰ろうとするも、今度はそっちでも遅延があり、しばらく車内で立ち往生。日付はもう26日になっている。これはもう、ホントにダメかもしれないと、半ば諦めながら、とりあえず乗り換える秋葉原へ向かう。着いたら、JRも待ってくれていて、ギリギリで本八幡まで行ける終電に乗ることができた。

 

間に合ったことに安心し、自分とほぼ同じ境遇だった隣にいたお姉さんと意気投合した。話をしていたら、西船橋まで来てしまった。これもなにかの縁。

 

 

プロジェクトの発足式のあと、夜、竣工済みコーポラの恒例の忘年会に呼んでいただき、参加してきた。とにかく底抜けに仲がいい、このコーポラの入居者の結束はすさまじく、改めてコーポラの良さを実感できたし、そういったコミュニティづくりに携われていることを誇りに思う。

 

「家に帰ってくると、安心感があるんだよね」よくコーポラのメリットを説明するときに、入居者同士が顔見知りの関係であることによる安心感、人によるセキュリティのことを言うけれど、こうしてまじまじと入居者から言われたので、あぁ、ほんとにコーポラって快適なんだな、と嬉しく思った。途中で加わった方も、期間限定の賃貸入居の方も、分け隔てなく、楽しんでいる。「建物ではなく、人がつくるコーポラ」を実現している、すてきな方たちだ。

 

 

この日、発足したプロジェクトも。参加者がすてきなプロジェクト、すてきな出会い、すてきな縁だと感じてもらえるようであれば、こんなに嬉しいことはないな、と思う。