毎日何かを十年

「毎日何かを十年」そんな言葉に出会って、毎日続けるということは大事なんだなぁ、と思うと同時に、自分が意識して毎日続けていることなんて、なにもないなぁ、と思い、ちょっと凹む。6年を超えるスパンで継続していることがまずないから、決して辛抱強い人生ではないなぁ、と思う。

 

竣工済みコーポラの管理組合の総会に出席した。入居者が一年に一度、集まるタイミング。いろいろと日頃思っている意見が飛び交うタイミング。そういう場で、建設的な議論をして、よりよい方向へ進むよう物事を決めていく。そういう重要な場にいるからこそ、その後のフォローでぬかりがあってはいけない。

 

毎日なにかを続ける、というのは確かに大事だ。だけど、いま目の前にある仕事を確実に、忠実に、丁寧にこなしていって、相手からの「ありがとうございます」がつながっていくのであれば、続いている何かがなくても別にいいのかな、とも思う。

 

こうして、続けられている何かがない自分を、正当化する。目の前の仕事を中途半端にしかこなせていない自分を、戒める。

 

くちぶえサンドイッチ 松浦弥太郎随筆集 (集英社文庫)

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