宇宙が床をぶち抜いたら

12月23日。天皇誕生日

 

自分にとって今年最大のイベントを終え、仕事も残すところあと1週間というところの、ぽっかりと空いた休み。午前中のんびりして、午後少し仕事をして、あっという間に終わってしまった。もう夜中。

 

ふと隣を見ると、本棚の本もだいぶたまってきたことに気づく。最初は、なかばゲーム感覚で増やすことを目的に本屋に行っては、ちょっとよさげな本は手当たり次第買っていた。しかし最近は、そのガツガツ感がなくなってきている。それにしても・・・荷重が集中している部屋のほんの一部、この本棚には私にとっての宇宙が詰まっているといっても良い。その宇宙を、まんべんなく血や肉にできているかというと、疑問が残る。

 

そんな私の宇宙をあさっていると・・・

 

蔵書の苦しみ (光文社新書)

蔵書の苦しみ (光文社新書)

 

 

蔵書のための家を建てたというエピソードが紹介されていたり、本の重さで床が抜けた瞬間の話があったりして、面白い。蔵書することを、『目指したいこと』だと思わせてくれる、本だ。

 

これらの蔵書が、いつか自分にとってのエネルギーになって、威力を発揮して、最高の感動を得られるようになれたら、いい。その結果として、もしこの宇宙がこの2階の部屋の床をぶち抜いたとしたら、『やっちまった』じゃなくて『ヨシッ、それくらい読んだんだ』と思えるのではないか。・・・思わないか。