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松浦弥太郎の仕事術

 

松浦弥太郎の仕事術 (朝日文庫)

松浦弥太郎の仕事術 (朝日文庫)

 

  

「仕事術」とあからさまに書いてある本は、このところあまり好きではなく、避けていた。その人にとっては成功につながる仕事術であっても、自分にそのまま当てはまるとは限らないからだ。「仕事の術なんてものは、本で人が言っていることなんかに頼らず、自分で開拓せよ」という天の声があった、という理由もある。どちらにせよ、無用なプライドがそうさせていたように思う。

 

しかし、この本は、著者が「物申す」ことに対して恐縮していることが「はじめに」で分かったので、すんなり読めた。生きるという滝に挑むにあたって学んだこと、知ったことを教えてもらい、自分の仕事への参考にしよう、と素直に思えた。

 

身だしなみを整えるであるとか、約束を守るであるとか、そういった、当然のことではあるが、日常の中でふと疎かにしてしまいがちなことを、疎かにしないようにしよう、と思う。例外なく、他者はそういう気配りを感じ取ってくれるのだと思えば、「まぁいいや」で済まさずに、当たり前のことを堂々と行うことができるだろう。

 

休日の考え方も、参考になった。いままでは、軽く考えていた。「遊ぶために働く」ではなく、「いい仕事をするために遊ぶ」。会社に拘束されていない時間を充実させて、それを仕事で出力するためにも、給料がある。そういう意識を持とう。