Season11-8 棋風

 

相棒 season 11 DVD-BOX I (6枚組)

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相棒season11 中 (朝日文庫)

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シーズン11 第8話 「棋風」

 

将棋界の名人・時田と人工知能との戦いの最中、その将棋ソフトを開発した研究者の安西が、研究室で遺体となって発見される。一見事故死のように見えたが、右京は割れた蛍光灯とテーブルとの位置関係から、事件の疑いを持つ。

 

人工知能に負けるわけにはいかない、ということから、将棋連盟会長の曾根崎が容疑者として浮上する。しかし曾根崎には、新聞社主催のパーティに出席していたというアリバイがあった。

 

時田の過去の将棋歴を探るうちに、真相にたどり着く。そこには、大きなボタンの掛け違いがあった。

 

「希望の終盤」(http://bibbidi-bobbidi-do.hatenablog.com/entry/20110122/1295673613)に次いで二つ目の、将棋の話。かつて切磋琢磨しあったライバルを、人工知能を使って負かそうとした女性の話。

 

自分の力で勝ちたくて、一度だけ人工知能を無視する。そして相手はその「棋風」に気づく。そこに、元ライバルであるがゆえの「意地」と「絆」をみた気がした。重大な勘違いをしていたことを知った女性の大粒の涙に感動し、相手に勝とうとする力が研究に対する大きなエネルギーを生むのだと知った。