世界

6月28日。土曜日。

 

記念日の機会に、自分のこれからのことを、考える。

 

きっかけは、先日事務所のスタッフに言われた一言。

 

「いまいるところだけが世界じゃない。広い世界を見たほうがいいと思うよ」

 

意識して小さな世界に閉じこもっていたつもりはないけれど、でも、自分が経験し得ない世界がまだまだたくさんある。その経験する世界の量の多さが、そのまま、人間としての引き出しの多さにつながるのだと思う。

 

でも、とふと考える。

 

果たしてたくさんのことを経験しないことが、そのまま視野が狭いこととイコールになるのか。

 

例えばひとつの組織にずっと属していることが、知る世界の少ない「井の中の蛙」な人間に即つながってしまうのか。

 

人より多くの出来事を体験する。人より多くのイベントに参加する。人より多くの組織を経験する。人より多くの国を旅する。人より多くの人に会って刺激を受ける・・・

 

それは確かにいいことだとは思うけれど、そうすることでしか引き出しが増やせないと考えるのは、すこし短絡的な気がする。

 

「いまいる場所で最高の結果を出す」とか「いまできることだけに集中する」とか、そういう言葉をよく聞く。そういった「いまの状況を軽視しないでがむしゃらに取り組んでみることで初めて得られること」を大事にしたい、といまは思う。

 

いま、やりとげたいと思っていることができないまま放棄するのだとすると、いままでがもったいなくて仕方ない。

 

  

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