疲れ

5月11日。日曜日。

 

自分は仕事を通して、なにをしたいのか。なにを実現させたいと考えるのか。ただ事務仕事を淡々とこなすことが、やるべきことではないだろう(それも必要なのだけれど)。

 

やるべきことが目の前にあって、それが自分ひとりでできないときに、他者の力を借りる。その他者がもし動かなかったら・・・それは動かない他者が悪いんじゃなくて、動かそうとしていないだけなのではないか。人にお願いすること、督促することがなにより嫌いな自分。本当に悩みの種は、尽きない。

 

疲れすぎて眠れぬ夜のために (角川文庫)

疲れすぎて眠れぬ夜のために (角川文庫)

 

 

ジャケ買い」ならぬ「タイトル買い」。疲れて眠れぬ夜を過ごす人もいるなかで、自分はまだそこまでに至っていないから、きっと自分の疲れなんて、ないようなものなのだろう。だいたい、「疲れた」という言葉は、しばらく前から自分の中で禁句にしている。みっともなくて、言えない。言うなら、誰よりも働いたということを立証してから、言いたい。

 

「愛想がいいのは日本の文化だ」というのがあり、なるほど、と思う。「接客の基本がわりと自然に身についている。そういう意味で、日本人は「対面的なサービス」の文化に伝統のある国民なのだと思います(p68)」フランスに行ったりすると、窓口の人間が不機嫌でびっくりするそう。日本人は外国人から驚かれるくらい上機嫌なのだそうだ。もちろんそれだけではなく、「ノー」と言えない、優柔不断ではっきりモノを言わない、というイメージもあるようだけれど。そういう悪いイメージも含めて、日本人は人当たりが良い文化をもっていると考えれば、自分もそうあるべきなんだな、上機嫌でいるべきなんだなぁ、と思う。