失敗を生かす

昨夜は仕事のあと、事務所のスタッフと飲みに行った。先日入社した新スタッフも交えて、多少なりとも建設的な議論ができたと思う。まぁ、アルコールが入っているという時点で、建設的な議論で得たものの吸収度合いには疑問が残るけれど。あぁいった席でないとでない意見もあるだろうから、飲み二ケーションには一定の価値があると思っている。そんな中、ビールよりも多くコーラを飲んで周囲に笑われた私の舌は相変わらず子供だ。せめて脳だけは、大人でいたい。

 

プロジェクトを立ち上げる、いわば「仕事をつくる」のが仕事の私。それ以外の目の前の業務に追われすぎて、その本業がおろそかになっていることが指摘されてきた。いままでとは違った方法で、新しい手法を駆使しながら、ビジネスをつくる。それを口で言うだけだったらいくらでもできるけれど、実現できないのなら意味がない。いままでは、どんなに大変なことがあっても、嫌なことがあっても、続けなければならない、と考えていた。そうでないと高品質のサービスを提供し続けられない、と。だけど今回、いくら続けたいという気持ちがあっても、プロジェクトを立ち上げるという結果を一定期間内に出せないのであれば、いくら続けたいと思っても続けられなくなるんだな、ということに気づいた。それはそうだ。営業の世界は、特にそうだ。結果が出なかったら、ダメだ。

 

いまの自分の動きのなかで、なにが問題なのか。どこに結果が出ない原因があるのか。結果を出すための動きはなにで、それをどうやっていくべきか。キーワードは「失敗を生かす」にあると思う。失敗した経験を、そのままにしていないだろうか。なぜ失敗したか、そこにはどんな教訓があるのか、振り返ることを疎かにしていないか。そのことをじっくり考える、連休にしたい。

 

失敗を生かす仕事術 (講談社現代新書)

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