カメラ

先日実家に行った時に、父からカメラをもらった。コンパクトデジカメじゃなくて、しっかりしたやつ。コンデジオンリーで手軽に撮り続けてきた私には、とてもそのすごさが分からないくらいの代物だ。「俺には使いこなせないから」と父。「そんなわけあるか」「もし使いこなせないとしたら、俺も一緒だ」戸惑いつつ、良い風景、良い場面を撮って記録に残し、記憶に残しておくきっかけになればと思い、ありがたく譲り受けた。

 

無気力感に包まれる土曜日。ふと外へ出て、写真を撮ってみる。見慣れた街だが、撮ろうと意識して歩くと、また違って見えるから不思議だ。「この角度からが一番キレイかな」とか、「もっと昼間、明るい時の方が良かったかな」とか、いろいろ考える。普段はなんも考えずにボーッと歩いているだけなのに。

 

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ぼくの一番好きな風景(働く車がちょっと雰囲気を台無しにしてるが)。川の向こうに広がる街は、まるでドラクエの、海を越えた街のよう。ボスを倒して、空飛ぶじゅうたんを手に入れて、そしてはじめて行けるその街が、ぼくに「試練を乗り越えろよ」とささやく。まぁ、東西線に乗っちゃえば、行けるんだけどね。

 

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 初心者なもので、こんなピントずれもあったりする。これじゃぁ桜の写真じゃない。まるで擁壁マニア、フェンスマニアだ。

 

 

写真を撮るということに、興味をもつきっかけになればいい。