貧乏神

人を集めるというのはこうも難しいことかと思う。もしかしたら自分自身が貧乏神で、人を遠ざけてしまっているのではないか、と疑ってしまうくらいだ。呼び寄せられるくらいの魅力はあると思う。一定数、来てくれる方もいる。それでも手を握りきれないのは、自らの説明の仕方の問題なのか、それともただ単に人に情報発信するその発信量が足りないだけなのか。はたまた、実は自分自身気づいていないような重大な瑕疵があるのか。100戸単位の分譲マンションを埋めてしまう営業マンと自分とを比較し、何が違うんだろうとひとりイライラしている。

 

相手がどう思っているかを的確に感じ取って、的確なサービスをする。それが営業マンの資質であるとしたら、自分にはそれが欠如していると気づいた。自分がどう説明するか、どう提案するか。自分目線のことばかり考えすぎて、相手の本心なんてお構いなしだったな、当時は。いまそれをやったら、どんどん相手は逃げていってしまう。もしいまそういう状況であるとしたら・・・

 

曲がりなりにも、培ってきたものをいかしたらどうだ。体験してきたこと、得た知識をいかしたらどうだ。仕事量に焦り、ひとつひとつこなすのに無駄があり、本来一番考えなければいけないところが考えられていない気がする。