プロとアマ

「プロ」と「アマ」の一番の違いはなんだろうか。自分が「プロ」でありたいと思うあまり、こんな難しいことばっか考えている。

 

仕事をしているときは周りを顧みずにがむしゃらに突っ走る。当然やりがいをもってやっているので疲れない。いくら時間を費やしても休もうと思わない。いつまででも集中して取り組むことができる・・・これが「プロ」で、そうじゃないのが「アマ」だとしたら・・・自分はまだまだ「プロ」になれそうにない。日曜日は事務所に行ってもどうも集中力がない。やるべきことはあっても、無気力の出没に乗じて後回しにする。こんな「プロ」がいるとは到底思えない。まだ「アマ」だ。

 

よく言われるのが、「自分でお金をつくりだすのがプロ、そうじゃないのは誰でもできるのでアマ」というもの。もしそうだとしたら、これまた「プロ」への道のりは遠い。なんにもないところからつくりだすのが仕事だ、と安藤忠雄氏も言っていたが、自分でつくったと胸を張って言える仕事はまだない。仕事ってムズカシイ。

 

成功させたいプロジェクトがあって、それを成功させるために人を集める。それは、気になる女性が自分を好きになってくれるようにアピールすることに似ている。「女を口説けないようなヤツにな、お客さんを口説くことなんでできねぇんだよ」そう言い放ったかつての営業部の上司の言葉の意味が、なんとなくわかった気がする。だからといって仕事を、女性を口説くことの延長線上とは考えたくないが。