人は自分が期待するほど、自分を見ていてはくれないが、がっかりするほど見ていなくはない



幻冬舎社長の見城氏とサイバーエージェント社長の藤田氏による仕事のヒント第二弾。



前作で見城氏が「人に真似できない圧倒的な努力をする」人だと知り、天才でない以上、仕事で結果を出すためにはそうすることが必要なのだと悟った。



「考えに、考えて、考え抜け」:何から何まで自分の頭で徹底的に考える。もうこれくらいでいいや、ということはない。そう考えると、たいてい失敗する。徹底的に考えた結果、うまくいかなかった場合は、ここまで考えたのだからと、すがすがしい気持ちになれる。昨日から新しい仕事人生が始まった。新卒ではないので、初日から物件を与えられ、解決策を模索するよう指示された。半日使って大学ノートにボールペンを必死に走らせ、ない頭を回転させて、事業手法をあれこれ考えた。「時間かけて、結局そこまでかよ」そのうちそう言われそうだが、なかなか進展しないんだから仕方ない。とにかく自分の頭で考え、自分なりに結論を出し、自分の力で物件化させていきたい。こうして自分の頭で考えていく過程が仕事の楽しさなのだと、最近思うようになってきた。



「成功は失敗の基」:非常に興味深い言葉。安易に「座右の銘は『失敗は成功の基』です」とか言ってしまいそうだが、その言葉はともすれば、自分の失敗をなんでも正当化させてしまう材料になってしまいそうで嫌だ。それよりも、成功したときこそ、その後に失敗が訪れる可能性が高いと考えて身構える方がいい。成功はたまたまそのとき成功だっただけで、次も同様に成功するとは限らない。成功体験から「なぜ成功したか」を抽出して、それを次にいかすことは大切だと思うけれど、「もしかしたら次は失敗するかも」と考えることはもっと大切だ。



「日曜はダメよ」:グサッとくる言葉。このブログのコンセプトに相反してしまう考え方だが、仕方ない。休日が待ち遠しいということは、イコール平日の仕事が憂鬱ということ。そんな人生の大半の時間を費やす仕事が憂鬱でどうすんの?そう言われるとその通りだ。有意義な人生をおくることは、イコール有意義な仕事をするということだと思う。だから休日を待ち遠しく思うのではなく、仕事に行くのが待ち遠しく思えるようにしたい。仕事に行くのが楽しみになるようになったら、もう人生怖いものなしなんじゃないかと思うんだけれど・・・