成人の日。
昨日だったか、外で新成人らしき振袖の女性を見て、8年前をふと思い出す。
自分の場合は大して思い出も無かったが。そもそも成人式に行くこと自体が結構面倒だったし。
昔からインドアな性格だったな。
中学を卒業して以来久々に会った友達にタバコを教わり、一吸いでむせて、自分は大人になれないと悟った8年前。
成人の日を境に大人になったという実感が湧いたかというとそんなことはなく、学生時代からずっと地続きな感じだった。
未だに大人になったという実感がないと言ったら怒られそうだけど、精神年齢は小中学生並みな気もする。
LUNA SEA見て興奮する気持ちは高校時代と全く変わんないしね。大人になったらそういうのに対して冷静になってしまうのかと、高校時代は危惧したものだ。
だいたいLUNA SEA自身が、まるでシーラカンスのように、あの頃と変わらず、いやむしろあの頃以上にキレのあるカッコいい音を出して僕らを熱狂させるんだから、僕自身変わらなくてもいいのかなとも思う。
大人になったとかどうとか関係なく、1年が始まって、何らかの目標設定をしたがるこの時期。
いつもの美容院で、マスター「今年はどうします?」
ぼく「今年はどうって・・・年末久々に会った友達が、建築学科でもないのに建築自分で勉強して一級建築士取ったもんだから、ぼくも勉強しなくちゃなって思った。『建築学科を卒業した』って言うと、『じゃぁなんで営業やってるの』ってよく言われるんですよね。建築学科卒業したなら、設計とか現場監督やって、一級建築士を取得するべきだって言われて、『そうですよね』なんて。建築学科ってひとことで言っても、設計だけじゃなくいろんな分野があって、一概にみんな建築家になるわけじゃないのに」
そんな言い訳も言いつつ、一級建築士の勉強をすることを小さく宣言してしまう始末。
大学受験の頃が人生で一番勉強した時期だったぼくは、社会人になってからは、人に自慢できるほど勉強していないことに気付く。
勉強ができない「おバカキャラ」でもみんなから愛されるタレントもいるし、勉強はできないけど女の子にモテる高校生を主人公にした小説もある。(その主人公は、勉強はできるけど面白みがなくて女の子にモテない男のことを馬鹿にする)
でも、いわゆる「頭でっかち」は嫌だけど、おんなじ性格なら、モノを知らないよりモノを知ってるほうが楽しいに決まってる。
今年は、勉強する年にしよう。
自分よりはるかに年下でも、必死に努力してる新成人もいるでしょうし。その人たちにできて自分にできないってことはあんまないでしょう。