Season10-10 ピエロ

元旦、毎度の寝正月。



消化エネルギー最小限の日の最大の楽しみ、それが「相棒」元日スペシャル。



今年もやってまいりました。



シーズン10 第10話 「ピエロ」



12月30日。警察官が銃殺される事件が発生し、警察が捜査に追われている中、右京と尊は、別の事件の証拠品を返却するためにオペラハウスへ向かう。先に向かった尊はオペラハウスの中で、子供たちを連れてバスへと向かうピエロとすれ違う。何か違和感を感じた尊が後を追うと、そのピエロが子供たちをバスに乗せて誘拐する瞬間を目撃する。閉めようとするバスのドアを止め、子供たちを助けようとする尊だったが、犯人グループにつかまり、子供たちと一緒に誘拐されてしまう。



一方、遅れてオペラハウスにたどり着いた右京は、尊と連絡が取れないことを不審に思い、オペラハウスの監視カメラの映像から、尊とピエロの後を追う。



オペラハウスのチケットの半券に残された指紋から、容疑者として元自衛官の草壁が浮上する。先に起きた警察官銃殺事件では、被害者は脳幹を一発で撃たれており、銃の腕前がいい草壁による犯行の可能性が高い。元自衛官によるテロ事件の可能性が高いとして、警察庁が登場し、捜査の指揮をとろうとする。



誘拐され、ある倉庫に監禁される尊たちは、犯人グループの監視を逃れ、なんとか逃げ場所を探す。一方、犯人グループによって撮影・配信された誘拐された子供たちの動画を見ながら、右京は監禁場所の特定を急ぐ。



事件は草壁によるテロ事件と思われたが、犯人グループの仲間割れが発生し、事件は思いもよらぬ方向へ向かう。果たしてピエロによる誘拐の本当の目的とは??






これぞ元日スペシャル!といいたくなるようなアクション系。



誘拐される尊が右京に事件を知らせるための、犯人の目を盗んでの頭脳戦。



そして尊のヒントをたぐり寄せながら、真犯人を追う右京。



誘拐されたバスの中での攻防戦→倉庫内の脱走劇→現金輸送車襲撃と、まるでジェットコースターのように繰り広げられる展開。



映画の「スピード」とか「タクシー」を観てるような。相棒で言うとさしずめ「ついてない女」か。



5年前の「バベルの塔」(http://d.hatena.ne.jp/bibbidi-bobbidi-do/20090531/1243772301)とか、その前の「汚れある悪戯」(http://d.hatena.ne.jp/bibbidi-bobbidi-do/20100612/1276355158)とかもそうだったけど、「元日スペシャルはこうでなくちゃ」と思えるようなスカッとする興奮が味わえた。



勇敢なルーク、大橋のぞみちゃんが大活躍。



そしてちょい役(?)のザブングルがいい味だしてた。



今年もいい年になりそうだ。元日スペシャルを観てそう思った。