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Season2-5 蜘蛛女の恋

国民的な人気刑事ドラマになった「相棒」。そのストーリーの奥深さと二人のコンビネーションが素敵で、シーズン3くらいから欠かさず観るようになってもう8年とか経つ。そんな「相棒」の右京の相棒も今の成宮さんで3人目。もはや驚かないとかそういう問題じゃなく、だんだん「どうだっていいや」という任せました感が漂ってきた。

 

水谷豊さんが「成宮さんとの相性が抜群だ」と言っているというニュースや雑誌の記事を見ることが多い。長寿番組の空気を壊すまいと一生懸命に取り組む成宮さんをものすごく慕っているみたい。テレビを捨ててしまったことと水曜9時にはほぼ家に着かないことから、今シーズンに至ってはまだ全然観てない私には、それがどう「相性が抜群」なのかは分からない。でも大物俳優の水谷さんが言うんだからきっと相性が抜群なんでしょう。

 

それでも私は、(もはや聞き飽きた意見かもしれないが)「相棒」の右京の相棒は亀山薫だと思っている。そもそも「相棒」にハマった理由も、寺脇さんが熱血漢でカッコよくて、しかも落ち着いた右京との対比がフィットしていたからだ。シーズン7で薫が旅立ってから徐々に、「相棒」から「杉下右京の事件簿」になっていくのが、なんか嫌だった。それはそれでアリだと認めてしまえば楽なんだろう。けれど、どうしても過度な期待をしてしまうのか(それくらいストーリーが面白い、という証拠か)、少しの違和感が妙に気になってしまう。

 

だからこそ、初期の「相棒」を振り返りたい・・・

 

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シーズン2 第5話 「蜘蛛女の恋」

 

美和子と一緒にお見合いパーティに潜り込んだ薫。そこで薫は、ホンキで婚活をする伊丹に会う。伊丹は斎東リカと七森雅美という二人の女性と会話を弾ませていた。くじびきでカップルを決めるというイベントで、薫は雅美とペアになり話をする。しかし雅美は消極的な性格からか、なかなか心を開こうとしない。

 

その時、薫は右京から事件発生の知らせを聞き、伊丹とともに駆けつける。右京が診察に訪れた精神科の担当医の岸田が、一酸化炭素中毒で死んでいた。部屋の中からドアにガムテープで目貼りされていたことなどから自殺と思われた。しかし右京は、自殺の動機が思い浮かばないというスタッフの言葉から他殺の可能性を疑う。そして薫が目にしたカルテには「七森雅美」の名前が。どうやら雅美も患者だったようだ。

 

雅美は岸田とよく会っていたとリカは言う。雅美は今回の事件でショックを受け、自室に閉じこもってしまう。そんな雅美をやさしく慰める薫。すると雅美は心を開き(薫を好きになってしまい)、薫に執拗なメール攻撃やストーカー行為など、積極的にアプローチしてきて、薫は困惑する。ついには薫が美和子と同棲していることがバレてしまい、ショックを受けた雅美はなんと自殺未遂をしてしまう。なんとか一命は取り留めたが、病院に駆け付けた雅美の母は、雅美の件はリカのせいだと言い、雅美とは距離を置いてほしいと言う。

 

右京は、岸田が生前、患者である雅美に対して、リカと一緒に生活するよう助言していたと知る。そのことから、雅美とリカとの関係、また、それ以外の本当の関係性に気付き、岸田殺しの真相を暴く。

 

 

 

共依存」がテーマの本作。お互いに依存して執着し合う「共依存症」という関係が、雅美とリカとの間に成り立っているのではないかと右京は推理する。しかし、そこにはさらに別の関係があり、それが今回の事件を引き起こしていた。

 

引っ込み思案な女性がふとしたきっかけで薫に恋をしてしまい、翻弄される薫がかわいそうで、しかしカッコいい。

 

蜘蛛女をとりまく関係性がすごい。ラスト、「そういう関係があったか」と衝撃を受けたのを、いまでも覚えています。

 

こういう印象的なキャラクターの女性がでてきて記憶にずっと残るのが、「相棒」のすごいところです。