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9月23日。日曜日。

 

昨夜、自宅前のガスト(24時間営業)でドリンクバーだけを注文し、翌日休みであるのをいいことに、本を読んだり、大学ノートに字を書いたりと、引きこもり的な時間を過ごした。

 

ドリンクバーなんて聞くと飲み放題でありがたみなさそうに感じるが、あなどるなかれ、コーヒーはもちろん、ストレートティー、ハーブティーなんかも複数種類揃っており、飲み比べるだけでも十分面白い。

 

「パソコンじゃなく、紙にペンで書くとより没入できる」という言葉を聞いて、ちょっとやってみた。やはり書くのは面倒である分なぜか心地いい。昔は自分の汚い字が大嫌いだったけど、最近は徐々に自分の字が好きになってきた。

 

 

いわゆる「建築家」と言われる人たち。ぼくは大学時代に設計演習で挫折して以来、建築家にはなりえないと思い、憧れの対象から、近寄れない尊敬の対象となった。設計事務所に転職したいまも、(実際じぶんが設計業務をしているわけではないから)設計事務所勤務、と自分を紹介することにちょっと躊躇する。

 

でも、一応大学の建築学科を卒業した端くれ。「建築のことは分かりません」がまかり通るとも思えない。建築はもちろん、独立して自分の力で建築をつくりあげて生活している建築家にも興味はある。

 

そういう建築家が、下積み時代を経て何歳くらいで独立したのか、そのときに建築とどう向き合っていたのか、もっというと、下積み時代に何を考えて、未来をどう予測していたのか、そういうことに非常に興味がある。そういう人がいるんなら、自分もそのように頑張ってみよう、というロールモデルになる。

 

そういう視点で見ていくと、だいたいいまのぼくよりちょっと上くらいの年齢で独立する人がやや多いように感じる。うかうかしてはいられない。

 

ネクストアーキテクト―8人はこうして建築家になった

ネクストアーキテクト―8人はこうして建築家になった

ネクストアーキテクト〈2〉カケル建築家

ネクストアーキテクト〈2〉カケル建築家

 

この本を読んで鎌倉の「weekend house alley」を知り、のちにホームページでコンセプトを知り、興味を持った。まさにこのブログの意図と一致する。平日はがむしゃらに働き、その分休日は精一杯遊ぼうよと。

 

大学時代の教授方をはじめ、本書に登場する建築家も口をそろえ言う「自分の足で歩いて、生の建築を見て体験するべき」。それくらい複数の人が言うくらいだから、きっと逆らわずにやってみればためになるのだろうと思い、鎌倉まで行こうと決意して床についた。

 

今日、起きたら外は雨。一気にテンションは下がる。雨という外部要因に自分の行動を制御されるなんて嫌だけど、でも雨でぐずつく天気のなか海まで行っても、いい景色がみられるとは思えない。せっかく行くならフツーに晴れの日に行こうぜと自分に言い聞かせ、今日は一日家に引きこもる。うん、結局いつもと変わらないじゃん。