Season10-6 ラスト・ソング

なかなかめったにないチャンス、それが水曜祝日。


相棒がリアルタイムで観られる、暦の奇跡。


こうして今日、じっくりみました相棒。その感想文です。


シーズン10 第6話 「ラスト・ソング」


久しぶりにバンド再結成をはたしたジャズシンガー、安城瑠璃子(役:研ナオコ)。そのライブで酔いしれる尊。しかし、そのライブの真っ最中に事件が起きた。瑠璃子を支えていたプロモーターの鎌谷がスタジオの非常階段から転落して死亡する。


現場に不審な点を発見した尊に呼ばれて駆けつける右京。鎌谷の死体の近くに彼女の携帯電話が落ちいていたが、その携帯電話には傷一つ見つからず、彼女と一緒に転落したにしてはおかしい。鑑識により転落した際には既に死亡していたことが分かり、事故ではなく殺人事件の疑いが浮上する。


右京と尊に対し、被害者と揉めていたなど、自分に疑いがかかるようなことを自ら口にする瑠璃子。そんな瑠璃子は手におえない、一筋縄ではいかない性格から、「ミス・アンルーリー」と呼ばれていた。ミス・アンルーリーの挑発的な発言に翻弄される尊。しかし右京は、当日のライブで当然歌うはずだと誰もが期待していた曲を演奏しなかった、という点に疑問を抱く。そしてそこにこそ、事件の真相が隠されていた・・・



サブタイトルは「ミス・グリーンの秘密」(Season8-3 http://d.hatena.ne.jp/bibbidi-bobbidi-do/20110529/1306685488)をもじって「ミス・アンルーリーの秘密」でもよかったかな。


ついあの話の姉妹編として観てしまいました。


まさにアンルーリー(unruly)なジャズシンガーの役が、研ナオコにぴったりでした。


被害者を直接殺した犯人がアンルーリーじゃない点と、殺害時間がライブの休憩時間とは限らずライブ前であった点、この2点はなんとなく途中で読めちゃった。


その点では若干物足りない感じはあったけれど、ラストはやっぱり鳥肌がたったな。


それまでの「相棒」なら、最後にファンの前で最高の演奏を観せる、そんな結末を選びそうだけど、今回は「歌えません」


ここにミス・アンルーリーのプロ意識と、「相棒」の進化を感じた。