「憂鬱でなければ、仕事じゃない」 見城 徹 藤田 晋 講談社
昨日買って、まだ読み終わってないから、読了ではないけど。
グサッとくる言葉が多々あったので、少なからず役に立つかな、と思って、紹介します。
幻冬舎の社長とサイバーエージェントの社長、二人の仕事論。
経営者というものがどういうことを考えていて、仕事のなかで何を意識しているのかが垣間見れる。
「小さいことにくよくよしろよ」
「かけた電話を先に切るな」
「パーティには出るな」
「切らして渡せなかった名刺は速達で送れ」
これくらいビッグな人にこう命令口調でキッパリ言われたら、さぞかしそうすべきなんだろうな、とものすごい説得力を感じるけれど、実は言ってること一つ一つをよくよく考えると、特別新しいことを言っているわけではない。
普通の人が毎日の仕事の中でおろそかにしがちな対応を、おろそかにしないで丁寧にこなす、そこに仕事の成功が隠されているようだ。
結局は、「当たり前のことを当たり前のようにできるかどうか」が大切なのだろう。
石原慎太郎氏にずっと憧れていた見城氏が、一緒に仕事をするために著書を全文暗記して本人の前で暗唱し、「わかった、もういい、お前とは仕事をするよ」と言わしめた逸話には奮起させられる。
「人が足元にも及ばないほど行った凄まじい努力こそが『努力』」そうすると世の中努力している人の数はとたんに少なくなるんじゃないかな。
できる人が少ないからこそ「努力」の結果がいきるんでしょうけれど。
そんな「人が足元にも及ばないほど」努力できる人間になりたい。