Season7-13 超能力少年

相棒 season 7 DVD-BOX 2

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価格:16,092円(税込、送料別)

シーズン7 第13話 超能力少年


特命係に奇妙な親子が現れた。なんでも、息子の拓海が銀座のコンパル通り沿いのバーで強盗殺人が起きるという「予言」をしているというのだ。母親・順子はその予言を「お告げ」と言い張るのだが・・・にわかに信じられないが、捜査をしようという右京。すると、そこに本当に強盗殺人が起きたとの連絡が入る。


夜中に強盗がバーに押し入ってママを拘束し、ちょうど迎えに来た夫を銃殺する瞬間を、監視カメラが捉えていた。その映像をみて不思議に思う右京。なぜ犯人は拘束したママを被害者を銃殺した廊下まで連れてきたのだろうか・・・


事件を予言した少年、拓海はその後も「お告げ」を聞いたと言って右京を驚かせる。しかしその「お告げ」がかなりあいまいだ。右京は、拓海が離婚を予言したという夫婦から話を聞くと、その夫婦が離婚するきっかけとして、夫が妻の浮気を疑って部屋に盗聴器を仕掛けていたことがわかる。そのことから、例えば盗聴器の電波を受信してそれを拓海に吹き込んだのでは、と右京は疑うのだが・・・


実は順子がかつて超能力少女として一時期テレビで取り上げられたが、生放送での超能力に失敗してしまい、そのことがきっかけで嘘つき呼ばわりされていた。自分の過去の汚名を返上しようと、息子に超能力の才能があると言ってその才能を育てようとするのだが・・・


そんな折、またまた拓海は「お告げ」を聞く。今度はコンビニに強盗が入るという。しかし実際に強盗が入ったのは、コンビニから通り一本ずれた不動産屋だった。しかも、その不動産屋は銀座の強盗殺人事件の被害者の勤め先だった。なぜ今回は通り一本だけ「お告げ」が外れたのか?銀座強盗殺人事件との関係は?そして拓海の超能力の真相は??



かなり突拍子もないテーマの今作。

ちょっと難しいテーマが続くシーズン7において、飛びぬけておかしなテーマな今作。

でも脚本担当は櫻井氏。彼は「サザンカの咲く頃」「複眼の法廷」「黙示録」「悪魔への復讐殺人」など、社会派でこってりした内容の話が多いと思ってましたが、この話はその中でも飛びぬけた感があります。

銀座で起こる強盗殺人事件を軸として、その真相を、超能力で予言する少年という不思議な視点から追っていきます。

超能力の真相は・・・右京曰く「金属のいたずら」

思わず「なんじゃそりゃ!んなことがあるの?」と声を上げてしまうほど。

実はその超能力という才能に恐怖を感じながらも、母親を喜ばせようとする少年と、その才能を必死に伸ばそうとする母親との葛藤が描かれています。


ただの突拍子もないテーマで終わらない点も、「相棒」のすごいところ。