今週から始まりました。
「相棒 Season9」!
今年もこの季節がやってきた。
なかなか定時に帰れず、19時ごろを過ぎるとそわそわしだすこの時期。
20時を過ぎて、まだ帰れる状況でなければ、まずリアルタイムでは観られません。
本来「ノー残業Day」であるはずの水曜日。
そんな素敵な制度があるにもかかわらず、なかなか社内はそのような空気に馴染んでいかない。
そんな自分の効率の悪さにやきもきしながらも、勇気を振り絞って今週はさっさと帰って21時ちょうどに部屋に到着。
相変わらずスケールのでかいオープニングから一転、初回にしては珍しい1時間モノでいつもの「相棒」が展開されていきます。
やはり、というべきか、ストーリーが二転三転するのが相棒のいいところで、結局1時間で終わらず、次週につづく。
この秋のドラマで最高の視聴率を獲得したという相棒、ファンとしてうれしい限りでございます。
さて、最新シーズンはどんどん更新されますが、過去のシリーズを振り返る当カテゴリもどんどん更新していきます。
できれば毎年続けていってほしいこの「相棒」、すべてを取り上げて最新シーズンにたどり着くのはいつになるのでしょう・・・
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シーズン4 第6話 「殺人ヒーター」
巷では5件の連続放火事件が発生している。すべて暖房機器が火元になっていて、うち2件では死亡者がでていた。その現場に残ったものを整理している右京と薫。そこに電話が。それは6件目の放火事件が起きたという知らせだった。
被害者は大手家電メーカー「ヨツバ電気」社員の桐子。またしても火元は暖房機器だった。彼女は労働組合のリーダーで、よく自社製品のデザインを批判したり、不具合を指摘して告発したりする、いわゆる「社内クレーマー」で、彼女を嫌っている人物は多かった。連続放火事件は同一犯による怨恨か?被害が起きたところに共通して恨みをもつ人物を探す捜査一課。しかし右京は、桐子の近くに置かれていた消火器を見て疑問を抱く・・・
被害を受けた会社に共通して採用試験に落ちていた人物・黒川が捕まった。黒川は「頭のいい自分」を不採用にした会社を放火したと自供するが、ヨツバ電気を含め、死亡者が出た3件については否認した。犯人は他にいるのか?死亡者が出た3件をよく調べると、火元となったヒーターがなんとヨツバ電気製のコードレスヒーターだった。そのコードレスヒーターを設計した恩田に話を聞くと、以前桐子によるクレームがきっかけで、設計部長から検品課長へと降格していることが分かった。そしてそのクレームとは、ある一定の周波数の電波に反応してヒーターが勝手に作動する、というものだった。
自社製品のヒーターによる火災で死んだ桐子。
脇に置かれていた消火器。
死ぬ直前に呼んでいた、毎回異なるタクシー会社のタクシー。
それらが指し示す放火事件の真相とは??
利益を優先する企業姿勢を指摘する本作。
次から次へと責任転嫁していく様は、みていて本当に腹が立ちます。
そして、多くの人から嫌われようと、正しいことをしようとする桐子。
そんな一人の女性を巡って起きた今回の事件。
ラストの予想外の展開に切なくなります。