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シーズン３ 第１、２、３話「双頭の悪魔」
これを紹介するのは少々骨がおれるんですけど、でもこれを乗り越えないことにはゴールはないので、紹介します。
シーズン８まで終わっている今日現在、スペシャルモノで最も長いストーリーです。
（第１話「双頭の悪魔」２時間スペシャル→第２話「双頭の悪魔Ⅱ〜堕天使」→第３話「双頭の悪魔Ⅲ〜悪徳の連鎖」。計４時間相当）
内容もかなり長くて深くて難しくてエグい。
舞台は議員会館。秘書官の加賀谷が盗聴器を発見する。秘書官室を含め、複数の部屋から盗聴器が見つかり、騒動になる。
そんな中、首相補佐官の沢村が自宅で死体となって発見される。中から鍵がかかっていたことなど、現場の状況から自殺と判断されるが、右京は、沢村が死ぬ直前に官房長官の朱雀に自殺をほのめかす連絡をしていたことと、内側から鍵をかけていたという状況が矛盾していると指摘、他殺の可能性を疑う。加賀谷らは沢村が盗聴器をしかけたと疑っていたが、それに対して沢村は開き直った態度を取っており、どうしてもそれを苦にした自殺をするとは考えられない。
法務大臣の瀬戸内（役：津川雅彦）が、沢村を殺したと自首してくる。しかし、動機については触れない。瀬戸内は、沢村が自殺ではなく殺されたと思っており、ちゃんと捜査するように、自分がやったとうそをついたのだ。右京と薫は再捜査をはじめる。
一方、美和子の新恋人で国会記者の鹿手袋（役：西村雅彦）が何者かに刺される事件が起こる。鹿手袋から事情を聞くうち、朱雀と女性議員の片山雛子（役：木村佳乃）とが愛人関係にあり、雛子が多額の機密費を受け取っているというスキャンダルをつかんでいたことを知る。そのことから右京は、沢村が朱雀と雛子との関係を知って朱雀を脅し、朱雀に逆に殺されたのではと推理する。
犯行当時アリバイがあったと主張する朱雀。しかしその朱雀のアリバイは、ある人の裏切りによってくつがえされることになる・・・
だいたいこんな話。
すごい長いストーリーでいろんな事件が起こるので、なかなか一連の流れを説明するのはぼくにとっては難しいんですが、だいたいこんな感じ。
片山雛子の悪人っぷりに注目。
朱雀の悪人っぷりにも注目。
そして美和子の新恋人の登場に動揺する薫にも注目。
本筋とは関係ありませんが、薫の異動先の上司、海音寺（役：竹中直人）にも注目。
いろいろ注目点が満載の、しかし全て通して観るにはかなり覚悟がいる大作です。
