FEEL it

7月11日。日曜日。

朝9時に家をでて、いつもの美容院へ。

最近は暑くて髪がちょっと長くなるだけで鬱陶しくなるから嫌だ。

ただでさえ髪が伸びるのが人一倍早いのに。

でも、それだけいつもの美容院へ行くことが増えるのでよしとする。

何度か紹介しましたが、僕が行ってるのは、駅前のおしゃれな美容院。

社会人になって市川に来て、初めて借りたマンションの1階にあるその美容院は、5年経ってもその小奇麗さが衰えることは決してない。

なんたってマスターが粋だから。

僕にとって唯一ともいえる地元でのつながり。

平日は否が応でも人とあって打合せをする職業柄、反動で土日は家でヒキコモッていることが多い。

昨日もほとんど人と会話しなかった。

それもあってか、スタッフとの会話が弾む弾む。

約2ヶ月に一度、こうして美容室に来てしゃべって、髪も気持ちもスッキリできるのが、今は楽しみで仕方ない。







マスター(以下『粋人』)「相変わらず、ラーメン食べてます?」


ぼく(以下『土日ヒッキー』)「食べてますよ!おととい金曜日の夜、一週間お疲れ的な意味で、『むげん』行きました!あそこの味噌ラーメン、こってりなんだけどやみつきになるんですよ。それより、あれ、なんでしたっけ?『にゃがにゃが亭』の店員。『イラシャイマセ』でしたっけ?」


粋人「えぇとね、『キムチニシマスカ』(激似)」


土日ヒッキー「がはははは!!!」


粋人「いま、インコ飼ってるんですけどね、それがやっぱり言葉覚えてしゃべるんですよ。その声がね、その店員さんに似てるの。『キムチニシマスカ』って」


土日ヒッキー「がはははは!!!!!」


粋人「ぼくこないだ、それこそ2年ぶりくらいに『菜』行ったんですよ。2年前に行ってチャーシューメンを食べたんだけど、チャーシューをトッピングしたら、分厚いチャーシューが5枚のってて、食べきれなかったんだよ。それでしばらく行ってなかったんだけど、今回久しぶりに行ってみて、今度こそと思ってね、よせばいいのに、またチャーシューメンをオーダーしたんすよ。チャーシューさらにトッピングで。そしたらね、やっぱり分厚いチャーシューが5枚。やっぱ食べきれなかった(笑)そしたらね、僕の隣に居たおっちゃんも、僕につられてチャーシュートッピングを頼んでた(笑)そのおっちゃんもやっぱり食べきれてなくて、残してた」


土日ヒッキー「(大爆笑)へぇ〜そうなんすか〜、ぼく『菜』はしばらく前に一度行っただけで、最近行ってないなぁ、久しぶりに行ってみようかなぁ・・・」


粋人「あとはやっぱり、『杏樹亭』ね」


土日ヒッキー「そうそうそう、『杏樹亭』ね。あそこはね、ぼくの思い出のラーメン屋なんすよ。社会人になる前に部屋探しに妙典に来て、初めて入ったラーメン屋なの。混雑してるから最近はあまり行かないけど、特別な存在なんすよ」


粋人「へぇ〜、そうなんすか」




ぼくより年下のかわいい女の子(以下『Iちゃん』)「目赤いですけど、大丈夫ですか?」


土日ヒッキー「え、そう?あ、さっきコンタクトしたままウトウトしてたからだな。よくやっちゃうんだよね。てか、Iちゃん前からメガネだったっけ?」


Iちゃん「最近メガネにしたんです。急に目が悪くなっちゃって・・・免許の更新に行ったら気づいて」


土日ヒッキー「へぇ、それは大変だね。おれも、高校までは視力だけは自信あったんだけど、高校で急に視力が落ちちゃった。剣道やってたから、目に汗とかゴミがはいったせいかなぁなんて思ってたけど、それ以来おれもメガネだよね。」


Iちゃん「そうなんですか?メガネの姿が想像できなぁ〜い」


土日ヒッキー「えっだって、おれ上に住んでたときはメガネだったよ。そんときIちゃんまだこの店いなかったんだっけ?」


Iちゃん「そうですね、その時期はまだいなかったですね。」






結婚してて子持ち、でもとてもそうは見えない小柄でかわいらしい女性(以下『Nさん』)「篠崎の仕事、どうですか?(彼女は篠崎在住)」


土日ヒッキー「え、ああ、はい、順調ですよ。あそこもこれから区画整理ですから、これからきれいになって栄えるんじゃないですかね?」


Nさん「そうだといいですねぇ、篠崎駅って、近くに何もないですもんねぇ、それこそサティとかできないかなぁ・・・」


土日ヒッキー「あぁ、それはいいですね」


Nさん「区画整理とかでマンションとかもこれからできてくるのかな。私のところにもマンション営業マンがよく来ますよ。『融資可能ですよ〜』なんて調子のいいことバッカ言って」


土日ヒッキー「そうですよねぇ。マンション買ったらいいじゃないですか」


Nさん「マンションねぇ〜。まだまだないなぁ〜・・・」




・・・・・・



ひとつひとつのやりとりはほんとに取るに足らないやりとりでしたが、これらのやりとりを通して、ぼくは明日からの1週間へのエネルギーを蓄えたれたのを感じました。